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スタートアップコードの生成

HEW を起動し、~np~Welcom!~/np~ ダイアログ上で ~np~Create a new project workspace~/np~ を選択し OK ボタンを押す。続いて表示されるダイアログ上で Tool chain: をプルダウンメニューから ~np~KPIT GNUM16CM32C[ELF]~/np~ に変更する。続き表示されるダイアログでは、 試作に用いた CPU Series: M16C/60 CPU Group: 62P(ROM384K) を指定する。

 

以上の操作により KPIT GNU Tool によって SoC (M16C CPU) の初期化コードが生成される。

 

ちなみに、gcc をソースコードからクロスコンパイルした場合、初期化コードは標準ライブラリにより提供される。しかしながら、ファームウエアの場合初期化の内容がそれぞれ異なるため初期化コードは自分で記述するのが一般的である。

 

本稿でも、生成された初期化コードに一部修正を加えている。

これまでで生成された HEW プロジェクトファイルには作成したワークスペース名に .c 拡張子のソースファイルに main() 関数が記述されているため、Build ボタンを押すことによりコンパイル・リンクが実施されファームウエアイメージが生成される。 HEW 上でエミュレータ・デバッガが接続されていれば、コンパイル終了時点でファームウエアの更新を行うことができる。

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